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星のカケラ【R18】

第8章 恋人らしい事


開いている時間は勉強に費した。
本当は裕斗くんとも過ごしたいけど、来週はテストだし……
テスト終わってから遊ぼうと思ったけど、良く考えたら映画出演決まっちゃったし……

結局デートしてない。
最近、ほんとに付き合ってるんだろうかと疑問さえ浮かんできた。

部屋の扉が3回ノックされる。

「はーい。」

返事をすると、裕斗くんが入ってきた。
手には1つのコップ。

「寒いだろ。ココア作ったから飲め。少しは眠気も飛ぶだろ。」

「ありがとう。」

確かにちょっと眠かったんだよね。

僕は裕斗くんからココアを受け取りひと口飲む。
暖かくて、すごく美味しい。
よし!やる気が増した!

「瑞希、あまり無理すんなよ。ちゃんと寝てるのか?」

「寝てるよ。大丈夫。」

「……テスト、来週なんだろ?ついていけてるのか?」

「うん。」

「そうか……分からない所とかあれば教えてやるから言えよ?まぁ、全部は無理かもしれねぇけど。」

「……ありがと。裕斗くんももう寝なよ。明日仕事でしょ?」

「あぁ。」

返事をしたけど、テーブルの前に座って俯いた。

「?」

「少しだけいてもいいか?」

「いいけど……相手出来ないよ?それに暇じゃ……」

「俺はお前と一緒にいれればいい。瑞希を見てるだけでも暇つぶしになる。」

「あ……そう////」

裕斗くん何言ってんの?
ちょっと恥ずかしい。
しかも……勉強集中できるか……
気になって無理だよ!?

「何そわそわしてんの?」

「し、してない!////」

「安心しろよ。何も急に襲ったりしない。」

「そんな事別に心配してない!////」

裕斗くんがいるだけでドキドキするんだよ!!

うー……だめだ……集中……
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