第3章 第2話
(どうしよ、どうしよ、壮馬くんかっこよすぎるし、気持ちいいしで…頭どうにかなっちゃう…)
「優愛、かわい…」
散々胸と耳を弄ったあと、
ちゅ、ちゅ、とだんだん下の敏感な場所に口づけが近づいていく。
そこを通り過ぎて、左の内腿にキスをし始め、右の内腿には触れるか触れないかの絶妙な具合で撫で始めた。
「っ、〜〜ッ、!」
「ん、ちゅ、…ねえ、まだ触ってないのに、シミができてる。」
もう恥ずかしくてぶんぶんと顔を横に振りながら足を閉じようとする。が、壮馬くんがそれを止めた。
「ダメでしょ?閉じちゃ。…じゃあ、触るよ」
そう言って、下着の上からまたあの絶妙な具合で撫でる。
ビクッ、ビクッ…
壮馬くんの手がある一点を掠める度に腰が跳ねる。
「ね、腰動いてる…直で触って欲しい…?」
「…っ、」
私が答えるより先に下着を脱がされる。
そして、一糸まとわぬ姿になった。
(どうしよ、恥ずかし…)
何も言わない壮馬くんを見ると、少し顔を赤くして、
「…綺麗だよ」
と優しい笑顔で呟いた。
それだけで、
きゅうう、と
胸が締めつけられて、
幸せな気持ちになる。
「っ!」
くちゅ、
微かな水音と共に、腰が跳ねる。
「…ここ?」
そう言って執拗に攻め始めたのは、さっきも掠めただけで反応してしまう場所だった。
「はは、身体がびくびくしてる…きもちい?」
頭が真っ白になりそうで、壮馬くんの問いかけにはただただ頷くしか出来なかった。
「…かわいすぎ。…大丈夫だよ、イッて」
その瞬間、動かされる指が早くなって、ぎゅうっとつま先を丸めて身体中がぶるぶる震えて、イッてしまった。
「っ、…ッッ!……〜っ」
「いい子。…ん、」
頭を撫でられながら、また深い深いキスをする。
(どうしよ……溺れちゃう…)