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強制連行時空旅行(双星の陰陽師R-20)

第25章 学校なんて青春の塊さねー。


新「まだ2時限目だよ?まだまだあるからね。」

理奈「マジか。・・・トイレ。」

新「行っておいで。あっ。それは外していきたまえ。目立つからね。」

新が自分の腕を指差し、装備を外すよう促す。
装備を外し理事長室を出ると、とぼとぼ歩きだした。
生徒もけっこう居る様で廊下も賑わっている。

理奈(トイレどこだよ。)

歩き回って探す。がなかなか見つからない。


とんとん-


肩をたたかれ振り替えるとそこには数人の男の子が居た。

生徒「ねぇねぇ。初めて見る顔だね。クラスどこ?」

気付けば回りを囲まれている。

理奈「どこだろうねぇ。それよりトイレどこ?」

それ位では動じない。

生徒「番号交換してくれたら教えてあげるよ。」

にこにこ笑いながら携帯を取り出し、強調させるように軽く振る。

理奈「携帯なんてな。繋がんなけりゃ、意味ない訳よ。」

しゃがんで払い蹴りをすれば全員がふっ飛んだ。

理奈「で、トイレどこ?」

倒れた生徒に聞けば

生徒「あっちっス。」

ピクピクしながらも指をさし教えてくれた。


が。目立ち過ぎた。


「おい!そこのお前!何やってる!」

教員らしき人物がこちらへ来る。

理奈「トイレの場所聞いただけなのに。」

うんざりする。

教員「お前見かけない顔だな。校則も破りやがって・・・どこのクラスだ!」

理奈「なにそのナンパ流行ってんの?」

先程聞いたセリフに悪態を吐く。

教員「なっ!先生をからかうのもいい加減にしろよ!着いてこい!指導してやる!」

どんどんと人気の無い機材室が並ぶ通路へと入っていく。
通路は広いが誰も通らないせいか少し埃っぽい。

理奈(説教か。次の授業・・無理だな。)

そうこうしている内にチャイムが鳴る。

理奈「あっ!!トイレ!」

廊下から少し曲がった奥にトイレを見つける。

理奈「トイレ行ってくる!」

教員「そう言って逃げる訳じゃないだろうな!?」

トイレへとズカズカ入ってくる。

理奈「違うって!マジだよ!出てって!」

流石に焦る。しかし教師も引き下がらない。

教員「なら見せてみろ!」

個室のドアの開閉部分にもたれ掛かり、閉めることも自分が出ることも出来ない。
理奈もそろそろ限界だ。
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