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強制連行時空旅行(双星の陰陽師R-20)

第24章 だから~体術嫌いって言ったじゃぁぁぁん!


理奈「はぁはぁはぁ・・・。ちょっ!待った。」

汗だくで士門を止める。

士門「どうした?こんなもんか?まだ二時間だ。」

理奈「二時間もだよ!休憩無しかい!鬼っ!悪魔っ!」

士門「減らず口を叩ける程元気な様だが?・・まぁいい。今のうちに水飲んでおけ。まだ続くぞ。」

自分も飲みながらファイルに何か書き込む。

理奈「はぁっはぁっ・・・変な査定付けんでよ?一応昔王室居たときは優等生で通してきたんだから。」

士門「良い点が欲しければ最後まで攻撃を見極めろ。爪が甘い。」

理奈「うっせぇ!もぉ1回じゃあ!!」

士門「・・・乗せやすくて助かるな。」

微笑みながらぽつりと呟いた言葉は理奈の耳には届かなかった。



士門「・・ふぅっ。・・よし今日はここまでにしよう。」

額の汗を拭う。

理奈「漸く・はぁっはぁっ・・終わった・・・」

すでにピクピクと動けずにいる理奈。

士門「大丈夫か?」

理奈「士門。」

差し伸べられた手にしがみつく。

士門「風呂は沸いている。入ってくるといい。」

理奈を抱き起こすと首に抱きつく。

理奈「抱っこでもおんぶでもどっちでも良いっ!carry me!」

士門「おい!・・・全く。・・今日だけだぞ。」

苦笑いをすると理奈を抱き家路を急いだ。

士門「ここからは歩け。」

門まで着くと、うとうとしている理奈を降ろし先に入る。

士門「着替えもタオルも風呂場に準備させてある。入ったら早く寝ろよ。明日からは学校だ。」

理奈「学校!?マジか!よし!断るっ!!」

士門「言っとくが、逃がさないからな。」

ギラリと睨み付ける。

理奈「うっ・・・まず風呂風呂っ!!」

逃げるように浴場へと急いだ。

理奈「勝手に決めるんだから・・・全く。」

ぶつぶつ文句を良いながら服を脱ぐ。とパジャマとタオルの上に紙切れが乗っている。


ー理奈様へー
ーこちらをご使用ください。服は篭の中へお入れくださいー


と掛かれていた。

理奈「ん。」

ソープ等一式が入った洗面器を手にすると風呂場の戸を開けた。

理奈「露天かよ。ボンボンめ。」

中は広く洗い場も3つある。
頭を洗い終えると


ガラッー


風呂の戸が開く。

理奈「おやおや。また会ったねぇ?」
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