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強制連行時空旅行(双星の陰陽師R-20)

第21章 全~員集~合~♪


公成子「それは出来ない。僕らと君達とではこの子の中にいる妲己は殺せないよ。今封印を解いたら理奈は体を取られるし、君達も僕らも全員消滅するだろう。」

理奈を見る。

葛の葉「しかし。」

公成子「今は妲己を。封印の強化をした方が良いな。」

太公望「皆にも手伝って貰いたい。結界は張れるな?」

皆の脳内に術式が直接刻まれる。

憲剛「なんだこの術・・?俺でさえも初めて聞く。」

太公望「これは封神台を応用した結界じゃ。知るはずなかろう。・・・では始めるぞ。」

皆で呪を唱える。

理奈「うっ・・・くっ・・・」

苦痛に顔を歪めごろごろと転がる

妲己「・・・ううっ・・わ・・わらわは負けないわ!異動でも消えないこの体。・・わらわの物よ・・」

理奈の口から紡がれた言葉は理奈ではなかった。


ビクンー


1度跳ねるとシンと静まりかえる。

竜吉「最後に理奈を借りて言葉を発するか・・・末恐ろしいやつよ。」

天下「・・・さて、終わったし。俺っち達も帰らないとどっちの姫さんも辛そうさね。」

そう言うとスゥッと消えていく。

赤精子「もうちょっと居たかったがなぁ。おい!もっと強くなれよ~。」

意識の無い理奈を小突く。

玉鼎「やめなさい。行きますよ。」

彼らも次々と理奈の中へと消えていった。

太公望「後は頼むぞ。太乙よ。」

太乙「大丈夫だよ。太公望。僕が一番彼女に負担が少ないからね。」

太公望「うむ。」

太乙以外の仙人が全て消える。
葛の葉も賢属は居なくなり一人で呪力に耐えている状況だが呪力がほぼ薄れた分少し楽そうだ。

太乙「さて。聞きたい事があるんだろう?全て話すよ。」

にやりと太乙が笑った。
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