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強制連行時空旅行(双星の陰陽師R-20)

第21章 全~員集~合~♪


中へ入ると13本の支柱の上に有馬と十二天将が各々に座っていた。後ろには家紋らしきものが書かれた垂れ幕が下がっている。
理奈が地上からそこ見上げる感じだ。

理奈の目の前には自分より小さい女の子が立っていた。

有馬「本当は天将十二家の各代表3名ずつ集まるんだけど、事が事だ。十二天将だけでさせてもらうよ。」

理奈「そう。・・何を?」

有馬「君は何もしなくていい。小夜君始めてくれ。」

小夜「はい。」

返事をすると衣服を脱ぎ始める。

理奈「ちょっ!やばくないの?」

小夜「お静かに。」

理奈を牽制すると呪を唱えだす。

理奈(何・・これ?)

ビリビリと痺れ身体中から力が抜けていく。
立っていられず膝から倒れた。何とか体は起こしてはいるがいつ気を失うか分からない。

有馬「いけない!」

十二天将・有馬も呪を唱え始める。が、小夜とはまた違う物だ。

分厚く四角い結界が理奈と小夜の辺りを囲む。



理奈(も・・・駄・・目)


バンー


暴発するような音と崩れる小夜を見ると意識を失った。


外ではー


理奈の呪力が暴発し小夜が吹き飛ばされていた。
結界にも数ヶ所ヒビが入っている。

先に出てきたのは小夜の守護霊のほうだった。

ズラリと47体の守護霊、そして葛の葉までもが出てきている。
皆膝を付き理奈に迎い頭を垂れている。


スッー


??「まったく。乱暴だねぇ。引っ張りだすなんて。」

黒い服にマントを羽織ったおかっぱの男が姿を現す。

葛の葉「も・・申し訳ございません。太乙真人様。」

更に頭を垂れる。

太乙「今を生きる者にもしっかりしてもらわなきゃ。」

そう言い結界に軽く触れると更に分厚くそれでいて透明な結界が張り巡る。
太乙の仕業だろうか脳内に太乙の声が直接的に響く。


太乙「これからもっと呪力が上がるよ?自分をしっかり保つんだ。」

ちらりと葛の葉を見る。

更に呪力が増し揺らめいたかと思うと


ズズズズズー


十一人の人が出てくる。

普賢「へぇ。凄い建物だね。外の世界は理奈の中からは見えないから。理奈も大きくなったね。」

水色の髪に天使の環を付けた男が理奈の頭を撫でる。

雲中子「ほとんど真っ暗でろくに分かんかったからな。」

大学の博士帽を被った男が話す
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