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強制連行時空旅行(双星の陰陽師R-20)

第3章 捕獲!!・・なんてさせません



理奈「・・・因みにこんな玉。マテリアって言うんだけど、どこかで見なかった?」

皆に見せるが返事が帰ってこない。まるで屍の様だ。

理奈「ですよね~。」

そう言いながらセットする。腕を前に突きだし

理奈「バハムート召喚!!」

天井にいっぱいに暗闇が現れ中から巨大な暗黒龍が現れる。

皆が臨戦態勢に入るが攻撃をしようとはしない。

理奈「大丈夫。約束は守る方だから。・・・しっかしギッリギリ。」

首を下にし、窮屈そうなバハムートを撫でる。

有馬「どうやら穢れでも悪霊でもないらしいな。」

少し退きつつもじっと見つめる。

理奈「攻撃命令を出さない限り攻撃しないし、さっきの・・・用心棒って召喚獣はあれは守銭奴だから例外。金額で動く最低な奴な。」

金の怨みは簡単には消えない。

憲剛「俺はそいつと仲良くなれそうな気がするな$」

にやにやしながら憲剛がそろばんで自分の肩をとんとんと叩く。

勘九郎「守銭奴・・・憲剛と一緒っすね」

憲剛「うるせぇ!時は金也なんだよ!!」

理奈は楽しそうに話してるのを小耳に挟みながらバハムートの足の上ににさりげなく乗る。

理奈「言ったでしょ?攻撃しないし、もちろん敵でもない。・・だから。」

そこまで言うとバハムートが羽を拡げ1度羽ばたく。
いきなりの強風に皆立っているのが精一杯のようだ。

ーバン-ガシャッードンー

巨大な音を立てながら壁を壊し空へと昇る。

理奈「ではでは~。皆様お世話になりやした~♪」

上空で空いた穴に向かって手を振るともう一度羽ばたき凄い勢いで移動する。

とりあえず西へと向かう。
・・・が

理奈「へ~!すげぇ!天使的な!?」

後ろには士門が追って来ていた。

理奈「・・・逃げるよ」

相手も速いが逃げ足だけは自信ある。
1度の羽ばたきで物凄い風が巻き起こる。

士門「くそっ」

腕で突風を避けるがなかなか前に進めずたじろぐ。
だいぶ距離が開き微かに見える程度になったころ。

理奈「・・・うん。やべぇな。マジックポイントもぉねぇわ・・・」

そう呟くと、バハムートが光となりゆっくり消えていく。

理奈「・・あ・・・消えた。」

後は落下するのみ。
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