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強制連行時空旅行(双星の陰陽師R-20)

第16章 腹に力を私に金を!


理奈「憲剛おじちゃん。お小遣いちょうだい♪」

憲剛「そんな日一生来ねぇよ。」

理奈「ケチ!」

ふて腐れると憲剛は苦笑いをし

憲剛「最初から出来る奴なんかいねぇよ。堅くなんな。落ち着いてすればその内出来るさ。そうだな。力抜いてリラックスだ。だが腹っつうか下の方だな。そこは力入れろ。・・・ただで教えられるのはここまでだ。」

理奈「ん。そこまで教えてくれれば充分。ありがと。・・・しかし、意外だな。守銭奴なんでしょう?」

憲剛「うるせぇ!!んな呼び方すんじゃねぇよ。お前の上が目ぇ光らせてるんだ。たまったもんじゃねぇよ。」

解剖されるわ。と付け加える。

理奈「あはは。勘九郎ならやりそう。」

憲剛「ったく。・・・まぁ、頑張れよ。」

そう言うと出ていった。


理奈「・・・ん~。リラックスねぇ。リラックス。」

ごろごろと転がりながら考える

理奈「力を入れてリラックス?強弱。緩急。川。・・・水?・・・ウォタラ。」

腕を突きだし呪文を唱えると的を見付ける事の出来ない大量の水は理奈を目掛けて襲ってくる。

理奈「おっと。」

襲ってきた自分の魔法を避けると部屋の中は瞬く間に水浸しになっていった。


チャプンー


5㎝程に貯まった水の中に横になる。

理奈「ふぃ~。」

冷たい水が火照った体に心地よい。水の中に入ると落ち着くが妙にどことなく緊張が走って。

理奈「どこかな~?」

目を瞑り自分の中にあるであろう呪力を探す。
それらしきものを見付けるとゆっくり体内に巡る感じを思い浮かべる。

理奈(・・・)

何時間こうしていただろうか1度高めた集中力は切れることなく今だに持続されたままだ。耳もすっぽり埋まっている為外の音も聞こえない。
その代わり夢でも見ているのか真っ白な世界へと来ていた。

??「やぁ。漸く話が出来た。これも集中力の賜物かな?呪力があがってる。」

頭に直接語りかけてくる声。顔も姿も見えない。

理奈「ん~?誰~?」

その声に話し掛ける。その声に対して嫌な気はしない。

??「訳あって君の中に守護霊の様に付いているんだ。まぁ。他にもあと11人居て君を守っているし、皆生きている。要は生き霊的な感じかな?ずっと君を見ていた。」

理奈「・・・キモい。」

バッサリである。
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