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強制連行時空旅行(双星の陰陽師R-20)

第16章 腹に力を私に金を!


理奈「・・わぁお。準備良いねぇ。」

部屋の前に行くと
゛トレーニングルームに来い

                 清弦゛
との張り紙がしてあった。

理奈(何これ怖いわぁ~。寧ろ嫌な予感しかしない。ずらか・・いや。後が怖いし・・・腹・・括ろ)

しぶしぶトレーニングルームへと向かう。

清弦「おせぇ~。どんだけ待たせるんだぁ~?ぁあ~?」

理奈「わぁ!とっても不機嫌♪」

苦笑いをするしかない。

清弦「さっさと修行すんぞぉ~。こっちこい~。」

理奈「はいはい~」

そそくさと清弦の目の前へと行く

清弦「手始めに丹田法だぁ~。基礎になるからしっかり覚えろぉ~。」

理奈「うっす。」

清弦「座れ~。」

清弦の目の前に胡座をかいて座る。

清弦「いいかぁ~?体内の呪力を全身に駆け巡らせる感覚だぁ~。腹とけつに力入れろぉ~。」

理奈(力を入れて駆け巡るイメージ。)

清弦「違う‼そっちじゃねぇ~。」

どうしても今まで使っていたマジックポイントの方を動かそうとしてしまう。

清弦「ただでさえほとんど見えねぇんだ。気合いいれろぉ。」

理奈「・・・。」

一瞬ちらりと見えた感覚を意識してねじ曲げてみる
ゆらりと動いた。

清弦「そう。そっちだ。・・・これは時間かかるかもなぁ~。いいかぁ~。俺は出掛けるから今から三時間動くんじゃねぇぞぉ~。」

理奈「ん。」

目を閉じたまま答える。

バタンー

扉の締まる音がする。

30分後ー

理奈「もうやだ。もう無理。」

ぜぇぜぇと下に寝転ぶ。
楽そうに見えて実際体力の消耗が激しい。

キィー

扉の開く音に目を向ける。清弦だったら何を言われるか。

憲剛「なんだ。先約か。」

理奈「憲剛ぉ~。丹田法ってなんだよぉ~。人生ってなんだよぉ~(?)」

のたうち回りながら聞く。

憲剛「丹田法かぁ。基礎中の基礎じゃねぇか。それ位出来ねぇとな。・・・しっかし、みみっちぃ呪力だなぁ。殆ど見えやしねぇ。寧ろマジックポイントとやらの方が勝ってんな。」

理奈「そのみみっちぃ尻尾を掴もうと必死な訳ですよ。」

憲剛「教えてやっても良いぜ$5万でどうだ?」

理奈「お断りします。」

憲剛「言うと思ったぜ。お前、文無しだもんな。」

ケラケラ笑う
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