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強制連行時空旅行(双星の陰陽師R-20)

第12章 手合わせ願えますかな?


長めの服が苦手な理奈に露出を控えろと言う勘九郎が妥協に妥協しあって漸く決まったミニ丈のワンピース。
袖を通せば自然と笑みが込み上げてくる。

理奈「出掛けたいな。・・・お散歩位良いよね。」

簡単に髪の毛を整えると外へと向かう。
基本部屋に皆居るからか誰とも会わずロビーまで来れた。が。

警備「一人でどちらに?」

理奈「ただの散歩。10分位で戻るから。」

警備「まさかお逃げになられるのでは?」

理奈「本当だって信用ないなぁ。」

逃がさないよう伝えてあるのだろう。
苦笑いをし、腕にしていた装備とポーチを外す

理奈「これ。うちの大事な物。預けるから大事にしといて。」

そう言い渡すと外へと繰り出した
夜の風は少しひんやりして気持ちいい。
人気の無い場所に建てられたこのビルは人通りも少なくぽつりぽつりと電灯が灯いているだけだった。

理奈「お腹空いたな。お金あればな。・・・こう」

グッと拳を上へ突きだしジャンプする。

理奈「ブロック叩くと金が出るとか緑の弟が助けてくれるとかそう言うシステムあれば良いのにな。」

夜空に呟く

??「あははは。面白いね。君。」

後ろから声を掛けられ慌てて振り替えれば

そこはもう禍野だった。
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