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強制連行時空旅行(双星の陰陽師R-20)

第12章 手合わせ願えますかな?


理奈「・・トレーニングルームねぇ。」

言われた通り地下へと降りると

士門「漸く来たな。有馬様から今から行くから見てやれと言われてな。」

士門がスッと構える

士門「手合わせ願おう。」

にやりと笑う士門に対し、理奈はめちゃくちゃ嫌そうだ。


理奈「マジで?」

士門「召喚獣は建物を壊されると困るからな。それ以外なら何を使っても構わない。本気でこいよ。」

理奈「体術は苦手なんだ・・よっ!」

士門「話している暇があったら体を動かせ!」

理奈「話してる最中に仕掛けてこないでくれない?」

次々来る攻撃を寸でで避ける。

士門「避けてばっかりだな。少しは攻めてこい!」

理奈「くっそ」

攻撃にまわりたいがなかなかまわれない。
なんとか蹴りを数発いれるが

士門「軽い!」

腕で避けられダメージには程遠い。

理奈「うっさい!ブリザガ!」

腕を突きだし呪文を唱える

巨大な氷が地面を張り巡らせ士門に襲いかかる。

士門「呪装・朱染雀羽」

理奈「こら!!降りてこんかっ!」

プンスカ怒りだす!

士門「ふっ」

ニヤリと嗤うと理奈目掛けて一直線に飛んでいく

理奈「うそっ!ちょっ・・まっ」

慌すぎて尻餅を衝く。


ドンー


理奈が動かない様に組み敷く

士門「まだまだ甘いな。攻撃は良いが軽すぎる。体重は乗っていて悪くはないがもっと筋肉を付けろ」

そう言うと立ち上がり

士門「もう一度だ。」

理奈「え~~マジ無理。」

士門「ほら立て。」

手を引かれ無理矢理立たされると士門の特訓は数時間続いた

理奈「くたくた~。」

げっそりとした理奈に飲み物を渡す

士門「よく付いてこれたな。」

理奈「ざっす。・・・一応ね。逞しく育ってきたし。」

飲みながら答える。

士門「今日はこれで良いだろう。後は自由にすると良い。」

そう言うと出ていった。

理奈「自由に・・・ねぇ。風呂入って・・どぉしよ~ねぇ。」

ぽつりと呟き考える。

浴場へと向かう。
今度こそ間違えることなく風呂へと入る。

理奈「ふぃ~~」

満足げに風呂から上がると

理奈「ふふっ♪」

勘九郎から買って貰った服を手に取った。
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