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強制連行時空旅行(双星の陰陽師R-20)

第11章 ほのぼのデートが1番落ち着く


勘九郎「・・理奈・・理奈」

理奈「ん・・もぉちょっと・・」

そう言って寝返りを打つ理奈だが

勘九郎「早く起きないと解剖しちゃうっスよ~。」

勘九郎の視線が痛いほどギラついているのが判る。

理奈「起きました~!」

焦って布団を剥ぐと飛び起きる。

勘九郎「よろしい。」

にこりと笑い続ける

勘九郎「朝食も来てるっス」

部屋を移動するとズラリと料理が並んでいる。

勘九郎「食べたら買い物っスよ。」

理奈「本当?やった!何買うの?」

勘九郎「服。島に行ったらあんまり良い物なんていけないっスから」

そう言いながらシャツを渡す。

勘九郎「まぁ僕のなんで理奈にはでかいっスけど、その格好よりは良いでしょ。」

その格好じゃここでは目立つっスから。
そう付け加える。

理奈「そんなもんかねぇ?・・まぁいいや。」

上に羽織りボタンを閉める

勘九郎「はいアウトー!」

白シャツから透けて見え先程よりも艶かしい。

理奈「じゃぁどうしろと!?」

確かに言うとおりだ。

勘九郎「いや・・・何でもないっス。ただ・・その格好で一発・・」

理奈「うるせぇ」

昨日の誰かの様に拳を握った。

勘九郎「くくくっ。何でもないっスよ」

笑いながら椅子へと座る。

勘九郎「ほら。座って。」

理奈を見て急かす。目の前の食事ににこりと笑い理奈も椅子へと座った。



理奈「お腹いっぱい~♪」

御機嫌でお腹を擦る。

勘九郎「さて、行くっスよ。」



二人でエレベーターへと向かう。



新「私もお邪魔するよ。」

新もエレベーターへと乗り込む。

新「お出かけかな?」

理奈「服買ってくれるんだって~」

にこにこしながら新に教える。

新「そうか。今着ている服もとってもお似合いだと思うが?」

上から下までゆっくりと嘗めるように見る。その視線に気付いてないのか理奈が続ける。

理奈「勘九郎が目立つから着ろって貸してくれたの。」

勘九郎「・・・。」

勘九郎は無言でエレベーターの回数を目で追っていくあまり機嫌が良くないようだ。

理奈「?」
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