• テキストサイズ

強制連行時空旅行(双星の陰陽師R-20)

第9章 でっかい風呂って暖まるよね。


ぐったりとしながらも湯船に浸かる。
二人で並んで入って居るとふと理奈に疑問が浮かぶ

理奈「ところで勘九郎。何で女風呂入ってんの?」

理奈の言葉に勘九郎が頭を抱える

勘九郎「・・ここ。男湯っス。」

理奈「・・・へ?」

気の抜けた返事をした後固まった。

勘九郎「だから。理奈が間違ってるんス。」

ゆっくりと次第に焦っていく様が見てとれる。

理奈「うわぁあ!それってヤバイじゃん!誰か来る前に出なきゃ!先上がる!」

ざばっと立ち上がると入口へと急ぐ

脱衣場に行くとバスタオルが目に止まり急いで纏う。
フェイスタオルで頭を拭いてバタバタと準備をするが

理奈「まだかよ‼」

洗濯機の中は未だに回り続けている。
だがいつ入ってくるかも分からないのにただ待っていたら自分の身が危ない。

理奈「先部屋行くから服持ってきて‼」

勘九郎「ん?ちょっ」

勘九郎の制止も聴かず飛び出していった。

理奈(そうだよ。誰にも会わなければ良いんだよ!)

外に飛び出しエレベーターの三角ボタンを連打する。

カチカチカチカチー

理奈「早く~!」

待っていると長く感じる。
そわそわして周りを見渡すと男湯の入口に男性が立っておりずっとこっちを見ていたことに今更気付く。

理奈「どーもー。」

にこりと笑いかけ会釈するが顔がひきつっている。
ゆっくりとエレベーターに向き直ると真顔になり物凄い速さでボタンを連打する。


カタタタタタター


チンー


エレベーターが開いた瞬間飛び乗りすぐ閉める。


理奈「見・・・見られたぁぁぁあああああ‼」

エレベーター内にしゃがみこむ。
暫く落ち込むと勘九郎の部屋向かう為ボタンを押すのだった。
/ 139ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp