第8章 はい。指令出しまぁす。
清弦「何度も呼び出しやがってぇ~。納得する理由がちゃーんとあるんだろぉなぁ~?ったく。」
天馬「しかも全員男じゃねぇか。華がねぇな。華が。まぁ、あの連中じゃ微妙だがな。」
士門「男か・・そう言えば鈩と鳴海さんが居ないな・・・遅れるのか?」
憲剛「い~や。何も聞いてないな。と言うかあのヤブ医者も居ねぇじゃねぇか。」
口癖に話していると
有馬「皆~♪お待たせ~♪」
有馬がにこにこと場違いな笑みを浮かべて入ってくる。その後ろにぐるぐるに縛られた理奈を抱きかかえる勘九郎が後に続く。
もう見慣れた十二角形のテーブル。またここに戻って来たのかと思うとぐったりする。
空を見つめ結構派手にぶち抜いた事に気付く。
清弦「遅ぇ~。呼び出したんならさっさとこいってんだぁ~。」
一応決められた場所には皆座っては居るものの何度も呼び出されて迷惑そうだ。
有馬「まぁまぁ。そう怒らずに♪今日は皆に重大なお話がありまーす!」
勘九郎が理奈を下に座らせる。
有馬「ここに居る理奈君が皆の仲間になることになりました~♪拍手~♪」
パチパチと有馬の拍手だけが鳴り響く。
天馬「おいっ!そんな事で呼んだのか?」
有馬「そんな筈ないだろう?成すべき事はしてもらうよ。」
有馬がゆっくりと壇へと登る。
有馬「皆、理奈の事は既に知っているね。じゃぁ自己紹介といこう。・・左から鵜宮天馬・宇林院憲剛・嘶新・斑鳩士門・天若清弦・君の後ろに居るのが水度坂勘九郎・そして僕がその筆頭陰陽頭・と言うわけさ。」
理奈「・・ども。」
ムスッとしながらも返事を返す。
有馬「さぁて、自己紹介も済んだし、漸く本題だね。・・ここに理奈が居る間、皆にはこの理奈との間に子供を作っていただきたい。」
自信満々に言い放つ。
それに対し勘九郎と有馬以外が固まる。
理奈「はあああああ!?」