第7章 禍野ぉ~・・ファイ!
有馬「さぁ、着いたよ♪思う存分暴れてくれたまえ。」
理奈「へいへい。」
溜め息を吐きながらセットし始める。
理奈「寝たからMP戻ったけど、私くしのレベル的にMPあんまりないから召喚獣だけで2・3回が限度ね。」
右腕に着けた防具には、はめ込みが出きる穴が3つ並んで空いておりそこから素肌が除いている。
革製のそれは手首から肘までの長さでパチリという音を立て簡単に装着出来るようだ。
理奈「・・・ここの穴に召喚獣と魔法のマテリアをセットしていくと勝手にマジックポイントを吸い摂ってくわけ。因みに付けてるだけで少しずつ吸い摂られていくし、多分試したと思うけどマジックポイントがない人や、なくなった人が使おうとすれば生気が摂られるから気をつけて。」
そう言いながら厳選して付けていく。
有馬「君にはお見通しな訳か・・・。」
有馬が苦笑する。と、どこからともなく笑い声が響き渡る。
理奈「とっても楽しそうで何よりだ。・・・来たね。」
有馬「では理奈。思う存分闘ってくれたまえ。」
そう言いながら離れる。
自分より何倍もある穢れを見上げる。
こちらに向かい手を振り降ろしてくるのを避け、走り出すが触手らしきものが足を捕らえる。
理奈「ぎゃぁ!」
宙吊りになりながら魔法を唱える
理奈「ファイラ!」
触手が燃え上がり千切れる。
穢れ「ぎゃあ!」
理奈と同じ声をあげる。
理奈「ではでは。頼むよ。イフリート!召喚!!」
腕をつき出すと地震が起き穢れと理奈の間に地面が割れ角が生えた巨大な獣鬼が現れる。
理奈「バファイ!」
そう言うとイフリートの口から焔が溢れだし巨大な丸い塊となる。それを殴り穢れ目掛けてイフリートが飛ばすと断末魔を上げ水蒸気となり体が消えていった。イフリートも消えたのを確認すると自分もゆっくり消えていく。
理奈「・・・ふう。」
その場に座り混むと二人が近づいてくる。
有馬「素晴らしい・・・素晴らしいよ!理奈。君の力やはり残って貰わなければ・・・」
ぱぁっと明るい顔をしながらこちらを見てくる。
理奈「勘弁!マジ勘弁!前も言ったじゃん?無理だって‼」
焦って後退る。