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強制連行時空旅行(双星の陰陽師R-20)

第31章 平和な日常が・・平穏が1番


天馬「ありゃあ逃げたか?」

勘九郎「させないっスよ。」

穢れ目掛けて走り出す。

理奈「走るの疲れたぁ。まさしく疲労困憊?」

二人よりずっと遅れて後ろを走る。





ピタリと二人の足が止まり、理奈も二人に追い付く事が出来た。

理奈「はぁっ・・はぁっ・・しんど・・・。」

二人の間に立ち穢れを見ると白煙が立ち込め何も見えない。

天馬「・・・なっちまったか。」

勘九郎「そうっスね。」

理奈「?・・嫌な予感。」


白煙の中からゆっくりと人が出てくる。
すらりとした肉体、その割に筋肉質で女だったらドキドキする体だ。
そして

理奈「わぉ。イケメン。」

勘九郎「理奈。今の言葉は苛つくっスよ。」

勘九郎が飛び出す。

勘九郎「僕の理奈を誘惑するのは止めて貰えないっスかね?」

勘九郎の怒りで霊圧が満ちる


蒼穹龍眉之諧謔ー


物凄いラッシュが婆娑羅目掛けて繰り出され、蜂の巣状になる。



婆娑羅「無理だ。お前達の攻撃じゃ死ねない。」

刺された所からじわじわ治っていく。

天馬「クソッ!どうなってんだ!?」

天馬も飛び出していく。
理奈は情報が付いていけず呆然と立ったままだ。
遠くで傍観していたが、


理奈「・・・どうやらうちのお友達の様だね。」

婆娑羅を睨み付ける。
既に二人が押され始めていた。

理奈「行くよ。シヴァ。」

隣に氷の女神を従えゆっくりと歩き出す。

理奈「ケアルガ!」

既に倒れ寝転んでいる二人に回復の呪文を掛け傷を癒すと

理奈「トルネド!」

二人を遠くに吹き飛ばす。
二人ともすでに意識は無いようだ。起き上がらない。
結界を張り攻撃されないようにする。

婆娑羅「漸く降りてくる気になりましたか?先程言いましたよねぇ。・・・お前だけは赦さないと!!!!!!」

クナイで婆娑羅の攻撃を止めながら叫ぶ。

理奈「シヴァ。ブリザガ!」

足元からゆっくり凍っていく。

婆娑羅「ちっ」

氷を足もろとも砕き後ろに下がるが直ぐに足が再生する。

婆娑羅「こんな下らない子供騙しで殺そうと?」

まだたっぷり余裕があるようだ。
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