第31章 平和な日常が・・平穏が1番
その後は普段通りの生活となった。
ベルトも問題は無く戦闘中でも交換可能だ。
毎日しごかれているせいか呪力も上がり簡単な呪装も出来る様になって来ている。
学校。指定された家での宿泊。そして禍野での任務。病院での検査。
清弦が言ったのが効いたのか常に十二天将の誰かと合同で任務にあたる事となった。
勿論その間は何度抱かれたか分からない位いろんな人に抱かれた。
有馬も例外ではなくいきなり呼び出されたり、現れたりしては気紛れの様に求められる。そんな感じだった。
そんなこんなで既に理奈がこの地に訪れてから早5ヶ月が過ぎようとしていた。
新「はい。今日の授業はこれで終わり。今日のお迎えは誰だったかな?」
理奈「今日は4時から任務。ランクAAだって。勘九郎と天馬の二人とだったな。」
新「4時か。なら時間があるな・・よし!理奈にゃん。愛し合おうではないか。」
理奈「さっきしただろがい!!」
抱き付いてくる新を引き剥がす。
新「良いじゃないか。減るもんじゃないし。私は君を愛してるんだよ?しかも私の家はノーカンじゃないか。」
理奈「それを言ったら勘九郎ん家だって任務終わったら検査で入院だもん。行ったことないし。一緒だわ。第一減るんだよ!体力がさぁ。これから禍野行くのに出来るかぁ!!」
「そっスよ。理奈に負担かけちゃ駄目っス。」
いつの間にか開いていたドアから勘九郎が入ってきていた。
理奈「勘九郎!お迎え?」
勘九郎「授業終わる頃をと思ってきたんスけど・・・遅かったようっスね。」
新「やれやれ。憲剛たんといい君といいノックもせずに入ってくるなんてね。」
勘九郎「理奈の身に危険が及ぶかと思いましてねぇ。」
新「まぁ。今回は鍵を閉め忘れた私の責任かな?・・理奈。片付けを。」
理奈「勘九郎!ナイス!」
勘九郎に親指を立てると片付け始める。
理奈「じゃぁね。新。」
手を振り学校を後にした。
勘九郎と共に後部座席に乗り込む。
勘九郎「今日の任務なんスけど少し速まってしまって、3時30からになったんス。鞄は車の中で良いっスから任務の準備は出来てるっスか?」
理奈「ん。出来てるよ。」
勘九郎「今にも婆娑羅になりそうだとかで急を要してるらしいスね。」