第30章 ぷんぷん
そして三日後ー
理奈「おっちゃん!出来たぁ?」
天馬と共に武器屋へと入る。
店主「出来てますよ!」
ゆっくり店の奥から出てきた店主が驚く。
店主「きっ・今日は天馬様とご一緒なんですね。」
ハラハラとした感じで話している。
天馬「んん?俺はこいつが着いてこいって言うから来ただけだぜ?」
店主「そっそうでしたか。・ははっ。・・ではこちらご注文戴いていた品になります。ベルト状になっておりはめ込み式になっております。お訊きした寸法で作らせていただきましたがいかがでしょうか?」
ベルトを巻き、マテリアを突き出た突起に嵌め込めば
理奈「うん。ぴったり!」
嵌め込む位置さえ覚えておけば戦闘中でも交換出来そうだ。
理奈「帰ったら修行付き合って!」
天馬の手を引っ張る。
天馬「ん?ああ。良いぜ。」
理奈「おっちゃんありがと!貰ってくね!」
きょとんとする店主を残し、外へと出ていった。
店主「あの子・・・十二天将様達とあんなに仲良く・・・。一体何者なんだ。」
ぽつりと呟いた。