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強制連行時空旅行(双星の陰陽師R-20)

第30章 ぷんぷん


スンースンスンー

「飯っ!」

匂いをかいですぐさま起きあがる。

が、清弦の姿は見えず、水の音がする。

ガチャー

露天風呂への扉を開ければ清弦が体を洗っていた。

清弦「目ぇ覚めたかぁ~?」

理奈「うちも入る。」

清弦が着せてくれたであろう浴衣を脱ぎ清弦の隣に座りシャワーのお湯を掛ける。

清弦「早い目覚めだな。」

理奈「うん。とっても美味しそうな匂いで起きた。・・・あっ。貸して。背中洗ってあげる。」

清弦からタオルを受けとる。

理奈「・・・。」

清弦「どぉした?」

じっと背中を見ていた理奈に問いかける。

理奈「あっ。いや。ごめん。・・なんか傷がいっぱいだなぁって思って。」

少し大きめの傷を指でなぞる。

清弦「ん。・・ぁあ。禍野じゃぁこんなのしょっちゅうだからなぁ~。いちいち気にしてねぇなぁ~。」

ごしごしと背中を洗いお湯を掛ける。

理奈「出来たっ。・・でもやっぱり痛そう。」

ゆっくりと指でなぞり傷口にキスをする。

清弦「っつ!」

理奈「あっ!ごめん。痛かった?」

向かい合うとソワソワと謝る理奈の手首を掴む。

清弦「随分と今日は積極的だなぁ~。・・もう1回付き合えよ。」

理奈の顔からスッと血の気が引いていくが構わず押し倒す。

理奈「ぎゃぁああ!!」

その後もう一度食べられたのは言うまでもない。
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