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強制連行時空旅行(双星の陰陽師R-20)

第29章 買い物したい・・・家とか欲しい


店主「お持ちしました。」

ホルダーの使い方を簡単に店内で教わる。

理奈「へぇ。便利ぃ~♪・・そだ。物は相談なんだけど、このマテ・・玉探しにくいんだ。こうやって腕に付けるんだけど。ポーチだとごちゃごちゃになっちゃって。」

マテリアが入っているポーチを見せる。ポーチの上部にボックスティッシュの様に切れ込みがあり手を突っ込んで取るため落ちにくくはなっているが中に何が入っているのか分かりにくい。

店主「でしたらこれをこんな形に・・・。」

理奈「なる~。・・出来る?」

黙って腕を組んで立っていた清弦だったが

清弦「おいおい。頼むのは良いが金は誰が払うんだぁ~?」

理奈「・・・テヘッ♪忘れてたっ♪」

某ケーキ屋のマスコットの如く・・・。

理奈「頼むよ。清弦~。有馬はケチんぼさんなんだよ~。婆娑羅やっつけても報酬はゼロ。これじゃあモンスターの方が可愛いわ。」

清弦「全く。お前に関わると面倒しかねぇなぁ~。・・親父ぃ~。出来るまでにどの位だぁ~?」

店主「ざっと3日程度かと。ただ、フルオーダーですし、素材も皮なので少々値が・・・。」

清弦「いくらだ。」

店主「安く見積もって30万程。」

おずおずと言った主人に対し清弦は思いきり理奈対して睨みを効かせる。成る程これは目を反らすっきゃあない。

清弦「はぁ~。・・俺が出す。」

財布から分厚い札束を取り出す。

清弦「前金だぁ~。後でこいつが取りに来るから渡してくれぇ~。」

理奈をあごで示す。

店主「そ・それは良いとしましても・・・これは多すぎでは?」

清弦「ああ。口止め料も入っているからなぁ~。・・・その代わり今こいつが話した事。誰かに洩らしたらぁ~どうなるか・・・分かんだろぉ~?」

店主「ひっひぃ!わっ・・分かりました!!誰にも言いませんとも!」

びくびくと震えながら答える店主にため息を吐く。

清弦「じゃあ、頼んだぜぇ~。」

ダルそうに言うと外へと出た。
理奈も後に続く。

理奈「ありがとね。」

清弦ににこりと笑う。

清弦「おう。その代わりさっきの話。詳しく聞かせろぉ~。」

理奈「ん・・・まぁ、良いけど。」

別に隠す事でもない。
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