• テキストサイズ

強制連行時空旅行(双星の陰陽師R-20)

第28章 毎回思うが受け渡し雑!


次の日は服も渇き検査が続いた。
CT・レントゲン・血液検査・問診・診察。いつもより念入りだ。

勘九郎「・・・。」

レントゲンの結果を見て黙りこむ。

理奈「何?どした?不治の病?」

勘九郎「・・・いや。健康体そのものっス。」

にこりと理奈に笑いかけ、またレントゲンの写真をじっと見る。

勘九郎(・・・おかしい。これも不老不死の影響か?)

昨日処置をした時は熱があり、確実に数ヵ所骨が折れていた。普通なら痛みで眠る事も出来ない。
ぐっすり寝ていたから起こさなかったがその事自体が異常だと今更気付く。
ほぼ治りかけていたのだ。

理奈「?」

骨が折れていたであろう写真に映る白い筋の部分と同じ部分を触るが何も感じないようだ。

勘九郎「凄いな。」

理奈「だからなにがぁ?」

勘九郎「いや。何でもないっスよ。・・・食事。もう大丈夫なんで食べてOKス。用意させるっスか?それとも外で食べるっスか?」

理奈「外!!」

きらきらした笑顔で答える。
にこりと笑い勘九郎が答える。

勘九郎「じゃぁ、行くっスよ。」

理奈「でも病院大丈夫なの?」

勘九郎「日曜日は定休日っスよ。回診も今日は担当じゃないんで大丈夫っス。ただ、医師や看護師がけっこう居るんでこっそり出るっスよ。理奈は患者って事になってるんスから。」

理奈「ん!分かった!行こう♪」

裏手から隠れる様に外に出た。




理奈「うぉお!!すげぇ!」

この島で一番の繁華街に来ればキラキラと目を輝かせて眺める。
島に来てから初めてゆっくり外を見る。バタバタと過ぎるなか辺りを見る余裕なんか無かったのだと気付かされる。

理奈「なんか可愛いモンスターがいっぱいおる!攻撃はしてこないの?」

勘九郎「あれはノラ式神っスね。本土じゃ目には見えないっスけど、ここは呪力が満ちてる分具現化されやすいんス。式神なんで安全っスよ。」



勘九郎「ほら、おいてくっスよ。」

理奈に手を差し出し、繋いで歩く。
/ 139ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp