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強制連行時空旅行(双星の陰陽師R-20)

第27章 討伐・ミッション・婆娑羅ストライク


勘九郎「ふふっ。冗談っスよ。冗談。因みになんスけど、そう毎日しなくとも精子は大体11日間は死なないんスよ。だから今日はしなくても良いんス。」

理奈「へー。じゃあ、拒否権もあるんだな。皆して人をおもちゃみたいに・・・」

ブツブツと文句を言う理奈に笑みが溢れ、自分の下唇を指でなぞる。

勘九郎(今日は良いっス。ゆっくりキス出来たし想いも言えたから。)

理奈「?何嬉しそうにしてんの?」

勘九郎「いや。何でもないっスよ。」

理奈「変なの~。」

理奈も思わず笑顔になる。


ぐぅ~ー


突如お腹が鳴り理奈が自分のお腹を擦る。

理奈「うん。腹ペコ。今日何も食べてない。」

勘九郎「それは困ったっスねぇ。今何か持って来させるっス。」

電話で食事の事。病院に残る事を簡潔に伝える。
流石に理奈の事は言えなかった様だ。

勘九郎「今温かいものを頼んだっスから時期くるっスよ。また、隣の部屋に。」

マスクを取り出すと顔を隠す。

理奈「うん。ありがと。」

そそくさと隣の部屋へと移動する。
暗闇にしゃがみこめば今になって恐怖が溢れだす。

理奈(くっそ。)

ガタガタと震え出す体が止まらない。
予想以上に自分を上回る力。勘九郎が来なければ確実に殺られていた。

死ねないと分かっていても体の痛みが死への恐怖を物語る。

勘九郎「・・・理奈?」

ハッとして振り替えれば勘九郎が心配そうに顔を覗かせていた。

理奈「あっ・・・ごめっ・・気付なかっ・・・。」

不意に体に温もりを感じる。

勘九郎「理奈。無理しちゃ駄目っスよ。」

理奈「してない!してない!大丈夫だから。」

取り繕おうとするが

勘九郎「体。震えてるっスよ。」

頭を撫でられれば理奈の頬に涙が伝う。

理奈「うぅっ・・・」

必死で止めようとしても止まらなくて。

勘九郎「・・・。」

泣き止むまでの間何も言わず黙って頭を撫でてくれていた。







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