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強制連行時空旅行(双星の陰陽師R-20)

第27章 討伐・ミッション・婆娑羅ストライク


婆娑羅「え?」

漸く上を向き巨大なリヴァイアサンを見付けるが逃げ場はもうない。
リヴァイアサンが口を開き婆娑羅に突っ込むと光と共に消えていった。

理奈「・・・げほっ・・げほっげほっ。ふぃ~。水飲んだ。」

勘九郎もマスクを外し噎せ反っている。

勘九郎「全く・・げほっ。こう言う無茶するなら先に言って欲しいっスよ。ごほっ」

婆娑羅はピクリとも動かない。

理奈「まだ生きてんの?」

理奈がウンザリする。

勘九郎「いや。もう死んでるっスよ。」

理奈「・・・消えないのね。」

勘九郎「天に召されないだけの事をやったって事っスよ。」

白衣の袖口を絞る。
急いで来てくれた様でいつもの服ではなく白衣だった。

理奈「勘九郎。あり・・がと・・・」


バタッー


勘九郎「理奈っ!」

気を失った理奈を抱き締める。


パチパチパチー


有馬「いや~!ブラボー♪ブラボー♪」

ニコニコと悪びれもせずに有馬がこちらへ来た。

勘九郎「・・・どういう見解スか?・・Sランク任務は僕ら十二天将でも数十人で相手にする程のランクだ。それを理奈一人にさせるなんて。しかも深度1000はいくらなんでも深すぎるっスよ?」

沸々と沸き上がる怒りを抑えつつ、有馬を睨む。が、

有馬「゛僕も"居たじゃないか。・・ねぇ。水渡坂家当主・水戸坂勘九郎君?」

不敵な顔で勘九郎を見る。

勘九郎「・・・とにかく。今日はあと帰らせてもらうっス。理奈も検査があるっスから連れてくっスよ。」

有馬「好きにしたまえ。」

勘九郎は理奈を抱き上げると禍野を後にした。
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