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強制連行時空旅行(双星の陰陽師R-20)

第26章 世の中大概金があれば上手くいくもんや。


理奈「浴衣。短くね?」

パンツがギリギリ見えるかどうかの位置だ。

理奈「まぁ。良いや。」

元々着ている服が露出の多い服だ。別に気にする事はない。
風呂場を出ると

女仲「おっ。お似合いです。理奈様。」

顔を赤くしてこちらを見てくる

理奈「そう?変じゃない?」

パンツが出ていないか確かめる。

女仲「全然っ!素敵ですわ。憲剛様が女性をお連れになられるなんて。・・私感無量でございます。」

理奈「・・因みに憲剛からなんて聞いてる?」

後ろに続きながら話をする。

女仲「お客様と。」

理奈「そ。客。ただの客。他の何でもないのよ?」

女仲「何をおっしゃいますやら。」

笑って返される。

女仲「今のお召し物も憲剛様がお選びに。今日の朝からそわそわしっぱなしでいらっしゃったのですよ?理奈様の寝室も自室で良いと。」

理奈「・・・。」

顔が赤くなるのが自分でも分かる。

理奈「馬鹿憲剛。」

小声で呟いた。

女仲「私はここで。」

入り口前で女仲が止まる。


キィー


戸を開くと

憲剛「おっ!来たか。」

食事の前では憲剛が待っていた。憲剛が手招きする。

憲剛「今日は無理言って二人きりの食事にさしてもらった。お前とはあんま話した事ねぇからな。」

理奈「憲剛。可愛いな!」

さっき言われた事が楽しくて仕方ない。

憲剛「なんだそれ?」

理奈「ねぇ。似合ってる?」

くるりと回って見せる。

憲剛「あっ。あぁ。」

頬を軽く掻き目を反らす。

理奈「憲剛が選んでくれたんでしょ?」

憲剛「あいつか!・・全く余計な事を。」

ブツブツと呟く。

憲剛「第一お前長いの嫌いじゃねぇか。それで勘九郎ともめたんだろ?」

理奈「まぁ。確かにね。」

妙に納得し、憲剛の向かいの席に座る。

理奈「お腹空いた~!美味しそう♪」

キラキラ目を輝かせながら料理を見る。

憲剛「そうか?いつも通りだからよく解んねぇな。」

二人共箸を進める。
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