第14章 Amore
しょーちゃんからも‘’嬉しいね”って言われて。
しかも、ギュウッてしてもらえてさ。
テンションが上がっちゃうよ。
「しょーちゃん、何のことだか、わかってくれたの?」
「うん、そうだよ。すぐにわかったよ」
当たり前でしょって言ってくれてさ。
そうなんだよ。
俺の、まるで連想ゲームみたいな言葉だって、しょーちゃんはいつもわかってくれる。
だからさ、しょーちゃんといるとね、心も体もあったかくなるんだ。
「ほら、相葉くん?そろそろみんな来るよ?」
しょーちゃんが俺の背中を優しくトントンして、体を離していく。
名残惜しいけど、仕方がないかぁ。
残念に思いつつ、俺も中腰の体勢から立ち上がった。
その時たまたまだけど、しょーちゃんのズボンの裾から靴下がチラッと見えて…
あれっ?
「あぁっ!しょーちゃん!」
「ふふっ。気づいちゃった?」
「うん!」
しょーちゃんのズボンの裾から見えたのは、緑と赤のボーダーの靴下だった。