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僕らの時間【気象系BL小説】

第14章 Amore



12月。

俺の誕生日がある月。

そして、クリスマスがあるこの月は、至るところがキラキラと輝いている。

そのキラキラした色の大半は緑と赤が占めていて。

ふふっ。

俺としょーちゃんの色がいっぱいじゃんって嬉しくなる。



「おっはよー」

楽屋に入ると、すでにしょーちゃんが来ていた。

「おはよう、相葉くん。今日も元気だね」

だって、しょーちゃんがいるんだもん。

俺は嬉しくって、新聞を読んでいるその人にダイビングした。

「しょーちゃーん!」

「ぐえっ」

グシャッ…

しょーちゃんと新聞から何だかヘンな音がしたけど、気にしない。

「ちょ、ちょっと苦しいからっ」

そんなこと言われたって、離れないよーだ。

「しょーちゃん、しょーちゃん、しょーちゃん!」

「ん、もぅ…どうしたの?」

俺にいきなり飛びつかれたのに、しょーちゃんの声は優しくってあったかい。

「あのね、あのね」

「ん?」

「しょーちゃんと俺の色がいっぱいで嬉しいね!」

「俺と相葉くんの色?」

「そう!街に、街にいっぱい!」

そう言った俺を…

しょーちゃんが

「そうだね、嬉しいね」

って言って、抱きしめ返してくれた。







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