第14章 Amore
俺の腰の動きに合わせて、しょーちゃんの体が踊っているみたいに上下する。
ポタポタ垂れている汗も魅力的なんだ。
「しょーちゃん、汗で光ってるね」
それを聞いたしょーちゃんが、あはって笑う。
「そこはさ…せめて、汗で輝いてるねって言って。相葉くんだってキラキラ輝いてるよ?」
「ふふっ。ありがと」
んっ…
はぁ…
しょーちゃんのナカが俺のをぎゅっと締めつける。
「しょーちゃん…俺、もういきそう…」
「うん、いって…」
それから何回か腰を打ちつけた後…
ズルッとしょーちゃんのナカから抜いて、白濁をシーツに放った。
はぁ…はぁ…と乱れる息。
イッた後も暫くドクドクしてしずまりそうにない俺のシンボル。
肩で息をしているしょーちゃんの下腹部と少しピクピクしている中心が、白濁で濡れていた。
しょーちゃんがいつの間にイッたのかわからないけど、俺だけが気持ちいい思いをしてたんじゃないことがわかって、何だかホッとした。
「しょーちゃん、ありがとね」
「ううん。俺のほうこそ…相葉くん、ありがとう」
何だろうね。
しょーちゃんの微笑みってさ、誰よりも優しくて、安心させてくれるんだよね。
「しょーちゃん…」
つい、涙が出ちゃった。
「あはは。もう…どうしたの?」
しょーちゃんは秘密の場所がまだ痛いはずなのに。
俺の頭を引き寄せて、優しくポンポンしてくれた。
緑と赤。
緑と赤は、俺としょーちゃんの色。
クリスマスが近い時期になると、街は緑と赤でいっぱいになる。
俺にとっては、幸せの色。
しょーちゃんもそうだよね?
「実はね、相葉くん用にも買ってあるんだけど…」
しょーちゃんとお揃いのクリスマスカラーの靴下をもらったら、また泣けてきた。
ね、しょーちゃん。
もう、幸せの涙でいっぱいだよ。
「しょーちゃん、大好きだー!」
END