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僕らの時間【気象系BL小説】

第5章 STAY GOLD M×S



サクショウのご両親も自分の息子と俺が仲良くすることで、ウチの家庭の雰囲気が悪くなっていることには胸を痛めてるようだった。

だけど会社を代々引き継ぎながらも業績が安定しているのは凄いことで、勿論ライバルではあるけど尊敬しているとも話してくれた。

そう言ってもらえて何だか嬉しかったし、両親を誇らしく思った。



“パパみたいな社長さんになる!”
“頼もしいな、潤”

そうだった。

そんなやり取りから“ライバルがいるから頑張るんだぞ”って話になっていったんだった。

年齢が上がるに連れて現実味を帯びてきたからか、ライバルとは関わってはいけないって方向の話になっていってしまったけど…。



「サクショウ、今日はありがとう。ご両親にも…」

「うん、僕も一緒に話が聞けて良かった」

「サクショウのご両親さ、いい人だね」

「そう?嬉しいな、ありがとう」

サクショウのご両親は、これからも色々あるだろうけど何かまたあったらいつでも相談にのるよって言ってくれたんだ。




「じゃあ…また明日」

「うん、おやすみ」

「…サクショウ」

「ん?」

「もう気づいてると思うけど…俺、お前のことが好きだ」





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