第2章 Bittersweet A×M
(Aサイド)
俺は松潤に「好きだ」と伝えた。
俺の腕の中にいる松潤が震えている。
気持ちのままに進んでいいのか…と。
「松潤は…俺のこと…好き?」
松潤はコクッと頷いて
「うん…好き」
呟くようにそう言って俺の背中に腕を回すから…すごく愛しく思った。
「ねぇ、松潤…今日は…気持ちに正直になりたい…」
胸がドキドキする。
その胸に、松潤が頭を擦り付ける。
「俺も…同じ…」
「いいの…?」
「うん」
そう言って顔を上げた松潤の瞳がキラキラしていて…
顔を近づけあってキスをした。
顔が…体が…火照ってくる。
唇を離すと愛しさが増して、後頭部を押さえてもう片方の手で髪をくしゃくしゃにさせながら、貪るように熱いキスを交わした。
寝室に入り、服を脱ぐ。
松潤の筋肉質な体に、改めて惚れ惚れする。
俺は今からこの体を…
疼いて疼いて中心に熱をもつ。
お互いの中心がそそりたち、
「なんか…ヤバイね」
「我慢なんかできないよ」
裸のまま抱きしめあう。
再び熱いキスをする。
「んっ…」
「はぁ…」
交わる舌が熱い。
口角から唾液が流れる。
そして縺れるようにして、ベッドに雪崩れ込んだんだ。