rain of teardrop【黒バス/ジャバ】
第10章 teardrop afterⅡ-3
「!ん・・・ぐ・・、ぅぅ・・ッ」
「ハッ・・・なんだァ?久々に一人増えて緊張してんのかよ・・硬てぇ舌遣いだな!」
「ふ・・ぁん!・・・っむ・・」
「ほーらいつもみてえにしゃぶってみせろよ・・ズボズボ音立ててよ・・・!お利口チャンだろう?名無しは」
「はァ・・・、・・ッ――」
枕元に膝をつき、座り込むシルバーの影響でベッドは軽く悲鳴を上げている。
もちろん広々として丈夫、恐らくは、それなりに高価な夜具であることは確かだろう。
それでも四方の脚は軋みを訴えており、どれだけ今、そこで行われていたものが烈としていたかがよくわかる。
ローブから覗かせた猛りを含ませ、シルバーは名無しの粘膜に触れ目元を細める。
少し腰を動かすと、仕込み終えたものとは違う、スムーズでない彼女の舌の動きには一瞬苛立ちを見せていたけれど、その感情は今の図式には不要だった。
眉間に寄った皺を自ら失せさせ、より律動を潤滑にさせるために名無しの耳元を掴む。
耳のふちを指先でなぞると、不意打ちが心地よかったのか、名無しは苦渋な表情のなかに悦を織り交ぜ、黙ってシルバーの言うことに従った。
無意識に従っていたことは当然彼女にとって屈辱だ。
けれど従わなければ、もっと辛いこともあったのがただ残る事実だった。
「ん!・・・フッ・・それだよそれ・・・賢いオンナノコだなァまったく・・、気持ち好いぜ?」
自分から頬を染め、唇を窄め、上顎のじっとりとした内壁にシルバーの先を擦り付ける。
震える片手を根元に添えると、口と掌、両方で名無しは彼を扱いた。