rain of teardrop【黒バス/ジャバ】
第10章 teardrop afterⅡ-3
「ふ・・、んく・・・」
「・・・ハン・・、嫌がってても勝手に動くモンだな・・・けど、随分咥え難そうじゃねえか」
「!・・・ふぁ・・・、あ・・ッ?!・・・ひ・・」
「もっときっちり咥え込んでやれよ・・。それに・・・オレももっと、おまえの奥を犯してえ・・・ハハッ・・ほら」
僅かに浮いてはいたものの、ベッドに背をつけ、顔を横にさせられ、シルバーを咥える名無しの姿勢はナッシュの言うとおり確かに辛そうだった。
けれど、名無しが辛いかどうかなど二人からすれば小事だったし、それは彼女を犯すのに向けるべき関心事でも到底なかった。
そんななか、悪い意味で機転を利かせたのがナッシュだった。
彼が今よりも強く、激しく、名無しを抱くことに興味が沸いたのは、頭のなかが目の前の身体を凌辱することでいっぱいだったからだろう。
そこに掛け合わさったのが、自らももっと快楽を得たいという欲望だ。
シルバーのものを咥え込む姿もナッシュはなかなかに高揚を感じており、軽く思考した末に彼が出したのは、体位を変えるというとても単純なこたえだった。