rain of teardrop【黒バス/ジャバ】
第9章 teardrop afterⅡ-2
「っ・・や・・・」
「なぁ・・・シルバーは容赦ねえだろう?おまえがご丁寧にちゃんとピルも飲んでるおかげで・・・オレも心置きなく中に出せる。・・・はは!」
名無しの悶える姿を、シルバーはにやりとしながら見つめていた。
そして陰部から内腿に垂れているであろう彼女の体液が、ナッシュの指間でぬたつく音を耳にする。
その膣に、ナッシュがきっと挿れたがっているということに容易に考えをつけられたのは、共に過ごしてきた時間の長さゆえだ。
「あ・・・!ぃ・・、・・・」
案の定、ナッシュはスーツの穿きものと下着をずらすと、一応はシルバーに確認をとり、名無しの足をめいっぱいに広げた。
まあ、そこでシルバーが嫌がろうと、自身は名無しを犯すつもりでいたのだけれど。
名ばかりの許しのもと勃起したものを突き出せば、久々に目にする絶望に満ちた女の表情が眼下に迫る。
当然ナッシュは昂りを抑えられなかった。
容赦なく突っ込んで、最初に視界に捉えたのは患苦そのもの。
その文字以外に喩えようもなく痛みに耐える名無しは、一瞬のうちに目尻を涙で溢れさせていた。