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rain of teardrop【黒バス/ジャバ】

第8章 teardrop afterⅡ



身体はまだ、言うことを訊かなかった。

それどころか圧倒的に不利な状況に、名無しは思い込みという拍車をかけられ困惑する。

まだ起きようもない飲みたてだった薬の副作用を感じさせられて、自由を掴むことも出来ず、一人ナッシュを前に逃げあぐねる。

ナッシュは小綺麗に着こなしていたジャケットを脱ぎ捨てると、シャツの釦をひとつはずしながら、ベッドに一歩一歩近付いた。




「なんだ・・・それともシルバー以外の男と寝るのが嫌になるくらい、あいつに仕込まれたのか?」

「や・・、ぁ・・・ッ」

「まあ、それでも別に驚かねえよ・・・おまえにもう一人分仕込めばいいだけだ・・・他愛もねえ」

「!」


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