rain of teardrop【黒バス/ジャバ】
第6章 rain of teardrop-6
「コレが終わったら今度こそ帰してやるよ・・・。一緒に行こうぜ?オレ様の部屋でめちゃくちゃに可愛がってやる――」
車の外は、時間が動いている。
そこに戻れないことを知る濡れた身体を、屈辱のもと、涙と一緒に自ら開く。
貫かれて赤らんだ頬は恍惚を浮かべ、焦点の定まらない虚ろな瞳は、快楽を望み恥辱を孕む。
名無しはシルバーの大きな背に震えの止まらない両腕をまわし、きゅうきゅうと疼く下肢を自ら擦り付けた。
全身を這いまわる快楽がピークに達しても冷めを覚えることはなく、突かれ、そして穿たれる欲に、唾液を垂らしながら悶絶した。
「――――・・・」
その後、泥沼に引きずり込まれた名無しが、彼らに出会う前の何気なく過ごしていた日々を取り戻すことは二度となかった――。
rain of teardrop
20171223UP.
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