rain of teardrop【黒バス/ジャバ】
第5章 rain of teardrop-5
「あ・・・」
「ほーら・・・ちゃんと乗れよ。おまえが上手に動いてみろ・・・」
「・・ッ・・・ん・・ぁ・・、いや・・!ひ・・」
「なあ・・・?じれったくなってきたろ?・・・動けよ、その方が気持ち好いぜ?」
シルバーは名無しの背に腕を回すと、彼にとって身軽なその細い線を抱き起こし、自分がシートに背をつくよう体勢を作った。
それは一瞬の出来事で、ずぷずぷと響く陰部の連結も勿論、剥がれることなく交わされた。
巨体の背部が勢いよくシートにつくと、革張りのそれは一度大きく揺れを起こし、シルバーの上に騎乗させられる。
反動で許した上半身の密着に不快感を示すと、名無しは起き上がろうとしたけれど、当然そんなことは不可能だった。
「やめ・・お願い・・・ぁ・・」
陰部に残るナッシュとシルバーの白濁が、いまだに圧倒的な存在感を匂わせている。
そのなかに容赦なく穿ち、埋もれているシルバーのことを正気の沙汰と思えないのも無理はない。
名無しが薬品を望むのは勿論のこと、解放されてから飲めばいいという選択肢もある中、そのこたえを彼女自身導き出せないのは、解放される気配が漂わなかったからだ。
だからシルバーに求める他なかったのだけれど、そこに突き付けられる条件が、名無しをまた底辺の底辺へと落とさせる。