rain of teardrop【黒バス/ジャバ】
第5章 rain of teardrop-5
「・・なんで・・・、嫌・・」
「はは・・・っ・・勃っちまうもんはしょうがねえよな・・!キチンと出してやらねえとよ」
「ッ・・・ぃ、・・!!あ・・」
少し前に彼らのチームメイトが二人出て行った時とは違い、車の外に出たナッシュの声が聞こえることはなかった。
顔を合わせている時に嘲笑は嫌というほど見せつけられたのだ、それが名無しの見た、ナッシュの最後の姿だった。
出すものを出し、ご機嫌になり、身形を揃え何もなかったかのように居なくなる。
男特有の淡白な面がこの場で成されていたことは、名無しにとって良かったことなのだろうか。
彼女自身その判断も付けられず、不幸中の幸いという前向きなこたえすらもう出せずにいた。
どうせナッシュが去ったって、まだ囚われの状態だ。
膣そばに添えられたシルバーの熱が、彼女の内部を再び貫く――。
「さっきの話だけどな・・・ピルならオレ様も持ってるぜ?ちゃーんとな」
「!・・・あ・・ッ」
「驚いたかよ・・・ッハ・・・まあ、当然飲みてえよなァ・・?なら・・」