rain of teardrop【黒バス/ジャバ】
第4章 rain of teardrop-4
「――・・・んぐ・・!・・・ッくん・・ッ・・!ハァ・・・」
ナッシュが継続させていた律動は、もとのそれよりもとても激しいものへと変化していた。
もちろん自分が好くなるため・・・肌のぶつかり合う音も、わざと異常に大きく響かせた。
その律動に乗じて快楽を味わっていたのがシルバーだったのだけれど、彼は達く直前、もとはナッシュが怒り心頭だったゆえに、自分が口淫に移り甘んじていたことをすっかり失念していた。
まあ、忘れてしまうほど絶頂の瞬間は夢中になってしまうものなのだろう・・・どの口で果てようが関係ない、要は出せればそれでいい。
実にシルバーらしいといえばそれまでだけれど、実際それが名無しの上で起きていた現実だった。
「・・・、シルバー?」
「・・・・」
「!・・・ハッ・・、笑わせやがる・・。なあ名無し・・・?おまえ・・これからオレが出したからって、ん・・・解放されると思ってるなら、それは大きな間違いだぜ」
口腔による名無しの所作に、上顎や喉の奥を膣に見立てるのは当然のこと。
物理的に場所が違えても、錯覚を起こすほど窄められた唇はとても気持ちが好かった。
視線をずらせば、自分が言ったとおりの串刺された淫猥な女体がそこにあり、その口の中にシルバーは自身を突っ込んでいた。
ふいに物思えば、シチュエーションとしては申し分ない程、熱く滾るものが目の前で起きていた。
「は・・・ぁ・・、・・・ん」
「!――・・・ハハ・・・ッ。なんだ・・ちゃんとまたゴックン出来たじゃねえか・・っ」
「ッ・・・、・・んぐ・・・」
「偉いな・・・ほーら、頭撫でてやるよ・・・ちゃんと掃除までできたらな」