rain of teardrop【黒バス/ジャバ】
第4章 rain of teardrop-4
「!・・・ハハ・・ッ」
シルバーも、そしてナッシュも嘲笑せずにはいられなかった。
名無しが感じていたことを暗に示す、シートと背のあいだにできた僅かな隙間。
達ったわけでもなし、上下の口を塞がれながら仰け反った彼女のその格好は、双方の内部で新たな熱を齎すほど淫猥に映っていた。
「や、・・・ぁん・・・」
「!!・・・ぐ・・んん・・、・・んっ」
ナッシュとシルバーが、シートに食い込んだ自分達の膝の位置をずらし、おもむろに体勢を改める。
互いに、名無しに触れていた手にもまた力を加え直すと、その行為を以ってして、二人は名無しに自分たちの射精を匂わせた。
「アー・・ッ・・・!ぐ、・・ン・・・――ッ」
このとき、先にどろりとした体液を吐き出したのはシルバーだった。