rain of teardrop【黒バス/ジャバ】
第4章 rain of teardrop-4
片方の足を持ち上げ、脹脛に頬をすり寄せ、そこをすっと舐め回す。
膝を甘く噛めば、名無しは膣をきゅっと締め反応を見せた。
そうやってナッシュは上機嫌になったついでに揺さぶりをかけ、名無しの様子を終始上から窺っていた。
ナッシュが吐き出した言葉の意味を彼女が理解した瞬間、抽送を強要され続けていた口元からは、思わずシルバーの陽物が抜ける。
ずぼずぼと卑猥な音を立て、偶発的に解放された彼女の口腔が物を言える時間など知れていた。
が、その数秒のあいだは自由になれたほど、名無しが聞いたことは本来なら到底理解するのを放棄したいものだった。
「おいおい・・・途中で抜くなよ名無しチャン・・・。ま、しっかり抑えてなかったオレもオレか?ハハッ」
「んぐ・・・!む・・・ン!」
「オレのも飲んでくれよ・・・?こんないやらしく串刺されちまってる名無しチャン見てると・・・またやべえんだよ」
「ッ・・・ン・・」
「アー・・・可愛いぜ・・。本気で口説きたくなっちまう・・」
無理な口淫は喉や顎を疲れさせ、吸える空気も限られている気がする。
また浴びせられる汚らしい言葉の数々には慣れさえ覚えてしまいそうで、そんな自分が名無しは怖かった。
シルバーの怒張した熱が体液となって再び放たれようとしていることも、咥えさせられていれば嫌でも分かる。
片方の胸を激しく揉みしだかれて、乳首はぎゅっと、太く浅黒い彼の指先で摘ままれた。
「ン・・・ッ」
その瞬間、名無しはくぐもっていた声を高いトーンで吐き、浮いた背はゆるやかなカーブを描いていた。