rain of teardrop【黒バス/ジャバ】
第4章 rain of teardrop-4
「!・・・ひ・・」
「ハハ・・・!おまえ、マジですぐ周りが見えなくなっちまうんだな・・・っ、忘れんじゃねえよ・・・オレ様を」
その頭を、耳元から片手で触れ動作を封じたのはシルバーだった。
快感に饒舌になったナッシュの機嫌が良くなった瞬間を見逃さないその貪欲さは、おそらくは何度だって求めてしまう、絶頂の瞬間の為ただひとつ。
開いた彼女の唇を親指で割り、猛り続ける自身をその口腔に再び無理やり含ませると、シルバーは下劣に笑った。
「・・、・・んん・・・、ン・・ッ」
「ほら・・・イけよ名無しチャン・・?ちゃーんと二人で見ててやるからよ・・!」
「――・・・ン・・!ッ―――」
決して望まない、ナッシュから降らされようとしていた再度の快楽に、名無しはせめてと抗うための声色を奪われた。
上下の口を塞がれて、彼女の身体は腰部を中心に数秒、ぴくぴくとひくついていた。