rain of teardrop【黒バス/ジャバ】
第3章 rain of teardrop-3
「・・・っ・・」
「ほら・・さっさと広げろよ。――こいつ・・・犯してやる」
「っ、・・・ッ――待っ・・、あ・・」
「・・・・」
「!・・・んっ・・、や・・ぁ・・ッ」
名無しを押し倒す男は、今はシルバーとナッシュだけ。
ゆえに上下の違いはあれ、二人という人数では、快感を得るための部位を奪い合うということはまず起こらなかった。
それが確定していた分、シルバーは衝動には駆られていたものの、名無しの頭のそばに腰を下ろしても、彼女の唇にわざわざ今すぐにがっつこうとはしなかった。
もっとも、ピストンによる悦を再開させようにも、目の前には怒りに満ちたナッシュがいるのだ。
咥えさせるのは彼の様子を見てからにするべきだろう・・・そう自然と頭は働いた。
「いや・・・ぁ・・!」
どうせ一寸待っていたって萎えることもない。
ナッシュが名無しを統べ、その表情から怒気が消えたときに同時に犯せばいいだけのこと。
それまでシルバーは、改まって足を開かされていた名無しを肴に片手を宛がい、猛りには存分と腺液を滲ませていた。