rain of teardrop【黒バス/ジャバ】
第30章 wrong step on the stairs4
シルバーには何度もそこを愛撫されてきた。
勿論、それは下着の上からも含んでいたし、直接的なものも多かった。
複雑とはいえ、今となっては半ば合意の関係……心地好いがゆえに嫌いになれるわけもなかった行為のひとつだ。
けれど、現状が本能のままに欲す想いを阻んでいる。
恥ずかしい身なりで恥ずかしい格好をさせられ、明るい部屋で浴びせられる快楽をすんなり受け入れてしまえば、どんな淫女だと罵られることか。
名無しはシルバーに一旦戯れを止めるよう懇願を続けた。
が、シルバーはそれを聞き入れない。
ぴんと勃った核を舌でころがしながら時折吸引し、名無しの腰の揺らぎを間近に、にたにたと微笑を見せる。
挙句の果てにはブラジャーにも目を付け、彼の言う通り透けた生地に立ち上がって触れると、名無しの上半身には快感の代わりにもどかしさが走った。
「ン……名無し?ん……」
「む……ッんん…」
「……またそんな可愛い顔しやがって…あとは分かるよなァ?」
「……っん…」
「?!……おい…、名無し…!ッ……」