rain of teardrop【黒バス/ジャバ】
第30章 wrong step on the stairs4
「脱がさねえどころか、ずらす手間も省けて最高だな……」
「!や……なに…ッは、ァ……!!」
「ん……」
「だめ……まだ…!!んァ…ッ」
部屋の明るさゆえに、シルバーのぎらぎらとした、嬉しそうな表情がよく分かる。
興奮しているのもよく伝わってきたし、ほんのりとその黒い肌が汗ばんだような気もした。
名無しは殆ど脱がされていたワンピースを上からずり下ろされ、シルバーに脹脛を掴まれた。
踝で行き詰まったそれが煩わしくならないよう、片方ずつ足を浮かさせるためだ。
その所作のおかげで脱ぎきることとなった服は彼の手で勢いよく投げ出され、出入り口から少し見えていたベッドの端に僅かに乗っていた。
名無しは下着だけを着けたまま全身を舐めるように見つめられ、どころか、広げさせられた足に舌を伸ばされ、立っていることに必死だった。
内腿を上へと進むシルバーのそれが下着まで来ると、生地が割れ、露わだった陰部にもすぐに刺激が走り、思わず甲高い嬌声がその場で漏れた。
「あ…ァ……あんっ…」
「んー……ハァ…。当たり前なんだろうが、やっぱ舐めやすいぜ……たまらねえ」
「ッ…分かっ…から……お願いだから暗く…し……ッ!ひぃ…」
「暗くしちまったら見えねえだろうが…折角のいやらしい格好がよ……ん…ハァー……最高だ…」
「あん…アッ……んっ…」
「……嬉しいんだぜ?オレは…おまえがこうやってマジになって選んで、着けて、見せてくれてよ。……!おい…上もちょっと透けてねえか?」
「っ……、見…ぃあ…」
「ほらよ……透けちまってるから、勃ってんのが丸見えだぜ?こっちも舐めるか?」
「あ……」
「……アーでもあれか…暗くしたら何も見えなくなっちまうな!舐められねえ……ハハッ」
「ッ……」