rain of teardrop【黒バス/ジャバ】
第3章 rain of teardrop-3
「ん・・・ッ」
「いいザマだ・・・興奮するにはちょうどいいぜ・・・名無し」
「!っ・・・、ぐ・・んぁ・・」
シルバーに掴まれる腰に少し痛みが走る。
律動に必死で、彼が名無しのそこをきつく掴んでいたのが原因だった。
太い五指はその腹が白肌に食い込んでおり、整っていた爪でさえ、ツンと刺激を加えている。
「ッ・・・」
突かれている反動により上下する身体の所為で、名無しはしたくない抽送を、口元でも止むを得ず行っていた。
咥え込まされていたナッシュのそれもまた、外へと出て行った男二人同様に猛々しく、質量も多い。
口含むのはとても苦しかった。
「・・・なあ・・あいつらもすぐ出してたろう?」
「・・ッ・・ん・・・」
「まあ聞くまでもねえことなんだろうが・・・ほら・・、もっと奥まで・・そうだ」
「・・・!」
絡みつくのは喉の奥、僅かな感触。
無味だったものから味を憶えれば嫌でも分かる、それはナッシュが自分の咥内で先走らせていたということ。
頭を引こうにも叶わず、気のせいと思いたかった徐々に聞き溢れる彼の吐息と甘い声。
辛かった・・・たとえ無理やりでも咥えていれば、このあとその陽物がどうなろうとしていたか。
それは極限状態にいるであろう名無しにとって、あっけないほど理解も容易かった。
「ん、・・・出すぜ・・名無し・・・」
「!ふ、・・・、ッぐ・・んん――!」