rain of teardrop【黒バス/ジャバ】
第27章 wrong step on the stairs
「ひぁ…あ、ッあ……」
「分かるよな?オレに舐められてグショグショになったおまえのだぜ」
「ッ……!ふ、……む、ンンッ」
「濡れたおまえの此処に指の一本や二本突っ込むことなんざ簡単だ……けどおまえはもう、そんなことで満足はしねえよな」
「は……ァ、…ッ」
「強請れよ、オレにも。――……発情りのついた猫みてえにたっぷり甘えた声でオレを望んでみせろ」
「っ……、…!!んッ……」
「おまえはいいコなんだろう……?シルバーの言うことが訊けるんだ……オレのも訊けるよな?」
「――……ッ」
ナッシュの指先に絡みついたものが、シャワーの湯ではないことくらい誰にでも分かる。
とろとろと、透明と乳白色を帯びたいやらしい体液だ。
名無しは自分のそれをナッシュの指を咥えさせられることで味わわされ、同時にその指をしゃぶるよう強要されていた。
まともに言葉も出せなくなって、ただ骨太の指を数本舐めさせられる。
巧みに関節を曲げられ、舌に密着させられれば返答も困難だったのは必至であり、ナッシュはその状態で更なる命令を名無しに課した。
「ふ、ぁ……」
「名無し……ほうら…―― ”挿れて下さい”は?」
「ッ……ッハァ…、――…ぃ、…や……」
「!………チッ…、いいぜ分かった……」
「!!ひ…ッ――――」