rain of teardrop【黒バス/ジャバ】
第27章 wrong step on the stairs
「や……、ァ…あ……ッ」
「……ハハ。いやらしいな……そんなに気持ち好いか…?ん…」
「ッ…!ハ、ァ……――!!ひ…」
「あー……、フッ…。こんな……すっかりトロトロだな。シルバーのことでも考えてたのかよ……ん?」
「…やめ……考えてなんか…」
「…ああそうかよ……ならおまえは、誰にヤラれても濡れる女ってことでいいよな?」
「!な……っ、ちが……」
音の響く密室で出される名無しの声は、やけに心地好く感じる。
自然とその音色を追い求めてしまうほど、ナッシュは彼女の漏れ出る声を気に入り、身体に舌を伸ばし続けた。
シャワーでしっとりとした白い肌、そこに這わされた舌遣いは実にいやらしい。
胸の実を咥内に含めば、その内側で捏ね繰りまわした。
名無しは身体を震わせながらナッシュの愛撫に耐えていたけれど、心地好いと思う感情には嘘をつけず、内心では素直に性的快感を覚えていた。
ゆえに聞こえる囀り……ナッシュも名無しの反応に対して嬉しそうにしており、彼は閉じていた浴室の扉を一度少し開けると、ゆっくりと自らの服を外側へと脱ぎ捨てた。
整った裸体に逞しい筋肉が、いやらしく名無しを追いつめる。
再び扉が閉ざされ、密室となったその場でのペッティングはなおも止むことはなく、どころか、ナッシュは露わだった名無しの下半身に指を伸ばし、その先端で彼女の潤滑油を掬いあげていた。