rain of teardrop【黒バス/ジャバ】
第27章 wrong step on the stairs
「!ん……っ」
「……嫌じゃねえみてえだな」
「ッ……だから…違…!あ……」
「まあ気にすんな……シルバーには黙っててやるから、おまえもこのまま楽しめよ」
「、…何が……!!ン……、っひゃ……」
「ん……ハンッ、…楽しむつもりのねえヤツが、わざわざこんな乳首おっ勃てるかよ…、ん……?」
「っ……や、…ぁ……」
改めてその腕に囚われて感じた。
気のせいでもなんでもない、やはりナッシュも身体は大きかった。
元々いつも以上にその存在を脅威と思ってはいたものの、自分の身が包み込まれているように錯覚してしまうのは、彼が異性を相手に抱き慣れていたからかもしれない。
シルバーと共通することが少なからず所々あるということ……だからといってまったく一緒というわけでも勿論ない。
きっぱりきっちりと差別化したかったし、そう強く思いたいのも、今の名無しが落ちていた相手が、シルバーひとりだったからだ。
決して、ナッシュじゃない――。
そうだというのに、ナッシュは甘い言葉で誘惑して、人を突き落とそうとするのだ。
親友に等しい連れを裏切るのは流石に悪い、なんて言った日があったことを忘れたわけでもないであろう。
が、今まさに彼は平気でシルバーを裏切ろうとしている。
実に悪質だ……。
気まぐれで自己中心的、物事のすべてがまるで道楽とでも思考しているかのような――。
「いや……、やッ…ハァ……」
「チュ――……フッ、好い声だぜ…もっと啼けよ……。たっぷり喘いで、オレを興奮させろ」
勃起した胸の先を舐め回されて、房をぎゅっと揉みしだかれる。
嬌声を散らす名無しのそれにナッシュは笑みを浮かべ、嬉しそうに更なる喘ぎを漏らすよう彼女に迫った。