rain of teardrop【黒バス/ジャバ】
第1章 rain of teardrop
「!ン・・・ん・・、ッむ・・・」
「おい・・・急に抵抗してどうしたよ?そんなにしたってコイツは抜いてやらねえよ」
「ッ・・・」
両手も、両足も、紐を必要としなかったその理由は気付かないままの方が絶対によかった。
それぞれを誰かに掴まれ、強い力で拘束されていたのだから。
自分が寝かされていたのも、車のシートが倒されて、フラットの状態になっていたその上だろう。
座席独特の平らになりきれない曲線が、横にならされていてもおかしな感覚を名無しに抱かせる。
「む・・!んん・・・!ん・・・っ」
名無しは押し倒されたと同時に一人の男にキスを許すと、含まされた唾液の混ざったその感触に、大いに不快さを感じ、わざと咳き込んだ。
すると当然男は苛立って、報復と言わんばかりに早速、彼女の身体に弄りをかけた。
ただ服を脱がすだけならまだよかったのかもしれない。
男は容赦なく、その咳き込みを見せた名無しの口元に、キスのあと何の前触れもなく自らの陽物を押し当てた。
そして隙間を作った口を瞬く間に開かせれば、喉元までその半端に勃った竿を含ませ、あとは奥まで咥えさせるだけだった。
咥内で揺さぶられたそれに、柔い頬が併せて動く――。