rain of teardrop【黒バス/ジャバ】
第21章 the end of thought
「ぃ……ひ、や……ッ」
「っぐ……、フ…ッ、濡れてんじゃねえか…名無し……待ってたのか……?」
「ッ……、ぁ…あ……」
「……やっぱ首輪も要るかァ?一度くらいは遊びてえよな……!ハハッ――」
名無しの尻をぐっと掴み、腰を浮かせて陰部を露わにさせる。
下を覗いたときには既にシルバーは勃起させており、事後だろうと、そのあとのひと眠り後だろうと構うことなく、彼女の膣に自らを挿した。
ぐちゅぐちゅと聞こえるのは、壁に残っていた甘露と濁液の爆ぜる音だろう。
すんなりと律動を加えられるあたりは、名無しが既にどれだけ濡らしていたか、はたまた濡れたままだっただけか……よく物語っていた。
「もう……抜…」
「気持ち好いよなァ?名無し」
「っ……ん、…――好い……」
「!……フ…ハハッ……もっとか…?」
「…っ……、もっと……!!あ…ッ」
誘われていた筈の睡眠欲が失せ、頭の中が一気に花開く。
耳元のシルバーの話し声はとても楽しそうに聞こえていたけれど、名無しにとってはそれどころではなかった。
再び抉じ開けられた体内を犯され、それでもどうしたって反応してしまう。
思わず返答してしまうのは、欲を追求する懇願の言葉ばかりだった。
「……またたっぷり出してやる……そうしたらシャワーな?あっちでも突きまくって……もっと感じさせてやるよ。名無し――」
「―――……ッ」
焦らされることももうなく、身体がぶつかるいやらしい音に気をとられながら、陰部にじわりと伝わってゆく快感。
シーツを掴む名無しの手に、シルバーが同じくその部位を重ねると、彼は三度び口吸いを求めながら、得手である律動を颯爽と速めた――。
20181208UP.