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rain of teardrop【黒バス/ジャバ】

第20章 in the maze



「…っ、ぐ……ァ…名無し――、っあ……――」

「ひぃ……ぁん……、ッや…―――ッ!」


自身が居り、自ずと拡げられた名無しの陰部はとても愛でやすかった。

中も外もそうしてやることでまた締め付けが増し、膣中での水浴びに加えて間近に感じるそれは、しっとりとした甘い声。

シルバーの陽物はひたすらにじわりと射精欲を掻き立てられて、彼の漏らす声色もまた、そのときを迎えるのだなと言わんばかりの音を奏でていた。






「ッ―――ぁ、……はぁ…――」


結局、シルバーは体位を一度も変えることなく、むしろ変える時間すら惜しみ、激しさに身を任せた。
そして下から名無しを突き続け、ある瞬間にそれを弾けさせると、筒状の内部へと体液を吐き出した。

本気になった彼に降らされたピストンに悶え、名無しが絶頂を感じたのは間もなくのこと……。
彼の指が狙いを定め続けていた芽も大きく膨らみ、深紅に充血していた。


このとき、どちらで達ったかさえおぼろげになるほど浴びた律動は烈を極めており、名無しはそのまま、シルバーの上で身動きが取れないまま意識を預けた。


いやらしく余韻を引き摺り、彼女がまぶたを閉じてからゆっくりと陽物が抜かれると、打ち付けで赤らんだ内腿にはひと筋の白線が流れていた。


夢かうつつか。

シルバーの手に落ちて引き摺り込まれながらも、そこに確かに覚える心地好さ。


目を閉じて、頭のなかに見えた世界で名無しが視界に捉えたのは、ある筈の出口をつきとめられないまま迷路の中で佇み、シルバーを探す自分の姿だった。




181110UP.

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